概要
ランクAに分類される大型魔獣。
接近すれば獅子と大蛇による鋭い牙や爪の猛攻を受け、距離を取れば魔法による遠距離攻撃が飛んでくるため、近距離・遠距離のいずれにおいても隙が少ない極めて危険な存在である。
体高は約3.5~4m、尾を含めた全長は約10~14mにも達する。
討伐には3〜4人で構成されたAランク冒険者パーティを複数組編成するのが一般的とされており、単独での討伐成功例はほとんど記録されていない。
普段は人跡未踏の渓谷や森林奥地に生息しており、自ら人里へ現れることは稀である。しかし、一度縄張りへ侵入した者には容赦なく襲い掛かる。
火・雷・回復の三属性魔法を自在に操ることから、多方面への対応力に優れ、討伐は極めて困難である。
生態
一日の大半を睡眠と捕食に費やす。
危険なアウルベアやワイルドボア(魔猪)、さらには大型飛行魔獣グリフォンさえ捕食することさえある。
群れずに単独行動が基本。極めて強い縄張り意識を持つ一方、その行動範囲は意外にも狭く、一度縄張りを定めると長期間そこを離れない。
これまで確認された個体はすべて雄とされており、雌の存在は現在も確認されていない。そのため繁殖方法を含む詳しい生態は分かっていない。
見た目
獅子の頭と四肢を持つ巨体に、背中から黒い山羊の上半身が生え、尾は巨大な大蛇となっている。
三つの異なる生物が一体となった異様な姿は見る者に強烈な威圧感を与え、初めて遭遇した者の中には恐怖で身動きが取れなくなる者も少なくない。
特徴
獅子の頭は火属性魔法、山羊は回復魔法、大蛇は雷属性魔法を操る。
戦闘では獅子と大蛇が前線で激しい攻撃を仕掛け、山羊は傷ついた肉体を回復し続けるため、長期戦になるほど討伐難度が増していく。
三つの頭部は独立した意思を持つかのように連携して行動し、息つく暇もない連続攻撃を繰り出す。
ドロップ品
キマイラの爪、キマイラの牙、キマイラの鬣、山羊の角、大蛇の鱗、山羊の肉、キマイラの魔石(大型)。
獅子の鬣は非常に高い耐久性と柔軟性を兼ね備えており、傷みにくいことから高品質な弓の弦の素材として重宝されている。
山羊の肉は臭みが少なく上質な食材として珍重され、高級料理店でも扱われることがある。
一方、獅子の肉は独特の臭みが強く食用には適さないが、グリフォンを誘引する餌として利用される。
大蛇の肉は強い毒性を持つため食用・加工用途ともに乏しく、討伐後は廃棄されることがほとんどである。
キマイラから採取される大型魔石は強力な魔力を秘めており、高位の魔導具や魔法剣の素材として珍重され、高値で取引されている。